Erinaです。
文法書で見かける「品詞」について、どういう印象をお持ちですか?
「特に意識したことない。」
「なんとなーく理解している。」
「詳しく理解した方がいいの?必要ある?」
品詞はきちんと理解した方が良い
品詞がわかると、英文の成り立ちが見えて、英文を読むのも作るのも楽になるからです!!
文法ミスも気づけます。
品詞は料理でいう材料です。
材料をわからずに調理を進めていくことはできません。
材料のことを理解して、ちゃんとした手順で作ることで美味しい料理ができます。
品詞それぞれがもつ特徴を理解して、英語学習を楽しみましょう^^
Let’s get started!!!
品詞とは、何ですか?
「単語を役割や特徴によって分けたもの」です。
例えば、動物。動物の中でもほ乳類、鳥類、爬虫類などに分類されますね。
言葉もそれぞれの役割や特徴によって分けます。
分類したほうが、英文法を学ぶときに理解しやすいです。
英語で品詞は「a part of speech」です。「言語のパート(一部分)」です。
※英語表現の方がわかりやすいですね。
品詞の種類
「10種類」
※説明する人によっては多少の誤差がありますが、10種類押さえておけば問題ないです。
品詞一覧
1.名詞 (noun)
「もの・ことの名前」
草食動物で、白と黒の縦線が交互に入った動物は?と聞かれたら「シマウマ!」と答えますね。
もの・ことには全て名前があります。それが名詞です。
- zebra(シマウマ)
- cake(ケーキ)
- Japan(日本)
- dream(夢)
- Erina(えりな)
名詞について更に深く知りたい方はコチラ!
⇒英語の「名詞」について|品詞を深く学んでいこう!
2.代名詞 (pronoun)
「名詞の代わりになる言葉」
会話の中でいちいち名前を言うのはめんどくさい、くどい、という時に使います。
「それ、とって~」と日常で1回は口にしているのではないですか?「それ」は代名詞です。
言う本人と聞く相手が「それ」がなんなのかわかっている時に使うことができます。
- it(それ)
- I(私は)
- she(彼女は)
- this(これ)
- all(全て)
3.動詞 (verb)
「動きを表す言葉」
食べる、話す、行く、触る、聞くなど、動き(行動)を表しています。
- sleep(眠る)
- say(言う)
- come(来る)
- put(置く)
- watch(観る)
動詞について詳しい記事はコチラ!
⇒【混乱する方へ】動詞とは?|Be動詞と一般動詞の違い
4.形容詞 (adjective)
「名詞がどんな状態、状況かを説明する言葉」
大きい小さい、(値段が)高い安い、長い短い、きれい汚い、色、数字などの名詞の状態、状況を説明します。
I have two cats.(私は2匹の猫を飼っています。)
2匹の ⇒ 猫
(形容詞) (名詞)
Her baby is cute.(彼女の赤ちゃんはかわいい。)
彼女の赤ちゃん ⇐ かわいい
(名詞) (形容詞)
- big(大きい)
- expensive(高価な)
- short(短い)
- beautiful(美しい)
- yellow(黄色の)
形容詞について更に詳しく知りたい方はコチラ!
⇒英語の「形容詞」について|品詞を深く学んでいこう!
5.副詞 (adverb)
「名詞以外がどんな状態、状況かを説明する言葉」
名詞以外、例えば動詞や形容詞を説明します。
She speaks English well.(彼女は上手に英語を話します。)
上手に ⇒ 話す
(副詞) (動詞)
This bag is so inexpensive.(このカバンはとても低価格です。)
とても ⇒ 低価格な
(副詞) (形容詞)
- hard(熱心に)
- quickly(すぐに)
- often(よく)
- tomorrow(明日)
- very(とても)
副詞について更に詳しく知りたい方はコチラ!
⇒英語の「副詞」について|品詞を深く学んでいこう!
6.助動詞 (auxiliary verb)
「動詞に意味を追加する言葉」
動詞の前に置き、動詞に意味を追加します。
※助動詞の後の動詞は全て原形になります。
- He can read it.(彼はそれを読むことができる。)
- He will read it.(彼はそれを読むだろうね。)
- He should read it.(彼はそれを読むべきだ。)
- He must read it.(彼はそれを読まなければならない。)
- He may read it.(彼はそれを読むかもしれない。)
助動詞があることによって意味に違いが出てきます。
- can(~できる)
- will(~するよ)
- should(~すべきだ)
- must(~しなければならない)
- may(~かもしれない)
助動詞について更に詳しく知りたい方はコチラ!
⇒英語の「助動詞」について|品詞を深く学んでいこう!
7.冠詞 (article)
「名詞の前に置いて、名詞が1つなのか、特定のもの(こと)なのかを表す言葉」
種類は2つだけ!
- a(an)
- the
冠詞について更に詳しく知りたい方はコチラ!
⇒【基礎英語】英語の「冠詞」について|品詞を深く学んでいこう!
8.前置詞 (preposition)
「名詞の前に置いて、場所や目的、日付などの関係性を表す言葉」
前置詞は日本語訳で覚えるのではなく、
後ろにくる名詞がどこに位置しているのか?向かっているのか?を意識して捉えると意味がつかみやすいです。
I went to the park.(私は公園に行きました。)
「to」は到達点(ゴール)を表します。
Please look at me.(私を見てください。)
「at」は一点を表します。
My phone is on the desk.(私の携帯電話は机の上にあります。)
「on」は接触していることを表します。
- in
- for
- with
- from
- under
9.接続詞 (conjunction)
「文と文、単語と単語をつなぐ言葉」
文と文をつなぐ
- I’ll go out if it is sunny.(もし晴れたら、出かけよう。)
- I can’t do that because I’m very busy.(忙しいから、できません。)
単語と単語をつなぐ
- Mike and Bob(マイクとボブ)
- beef or fish(肉か魚)
- but(しかし)
- when(~の時)
- since(~して以来)
- so(それで)
- although(けれども)
10.間投詞 (interjection)
「思わず口から出てしまう感情を表す言葉」
「ああ!」「うわ!」「おー!」などです。リアクションです。
※感動詞と呼ばれることもあります。
使う場面は洋画などを見て外国人が、いつ何を使っているのか、チェックしてみてください!
私は英語が全く話せない頃、間投詞をよく使っていました。
リアクションをとることで、相手は「私の話をちゃんと聞いてくれている」と思うので、コミュニケーションにおいても大切な言葉です。
無表情で話を聞かれたら、、、嫌ですよね。
言語を覚えるときはまず「聞き上手」を意識すると、上達が早いし好かれます。
自分が話しているときに相手が意欲的に「うん、うん」と頷きながら聞いてくれたら嬉しいですよね。
- wow(うわあ)
- ah(ああ)
- yeah(はい)
- well(ええと)
- Oh(おお)
最後に|品詞は最強の武器
品詞が理解できると、それを英語のルール(文法)に従って並べていくだけで英文を作ることができます。
難しい、苦手の意識がある文法用語
(例えば関係代名詞、分詞、動名詞、不定詞など)も、結局品詞のどれかなのです!
関係代名詞 ⇒ 形容詞 現在分詞・過去分詞 ⇒ 形容詞 分詞構文 ⇒ 副詞 動名詞 ⇒ 名詞 不定詞 ⇒ 名詞、形容詞、副詞 のはたらきをします。
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