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まぎらわしい!分詞構文と不定詞(副詞的用法)の違いを攻略 [基礎英文法]

2021年9月25日

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Erinaです。

・分詞構文と不定詞(副詞的用法)の区別がつかない!
・そもそも、分詞構文とは?不定詞(副詞的用法)とは?
・どういう時に、使うの?

こういった疑問に答えます。

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■1.分詞構文とは?不定詞(副詞的用法)とは?

品詞 動詞の形 文法書に書かれている意味
分詞構文 副詞 動詞の進行形
(Ving)
・~しながら…
・~そして…
・~のとき…
・~なので…(原因・理由)
不定詞(副詞的用法) 副詞 to 動詞の原形
(to V)
・~するために…(目的)
・~して…(感情の原因・理由)
・~だから…(判断の根拠)
・~したら…(結果)

二つに共通していることは、「副詞」であることです。

副詞とは?

名詞以外(動詞、形容詞、文全体)を説明する言葉

 

※過去分詞形での、分詞構文もありますが
本記事では、分詞構文の進行形の形のみ、の説明となります。

それぞれの意味の、例文を見ていきましょう。

 

分詞構文の例文

~しながら

I was on the bed, reading a book.
本を読みながら、ベッドにいました。

 

そして~

My mother cooks, using many spices.
母は、たくさんのスパイスを使って、料理をします。

 

~のとき

Arriving at the bus stop, I found the bus I had to get on had already left.
バス停についたとき、私が乗るべきバスがすでに出発していたことがわかった。

 

~なので:理由、原因

Being so exhausted, I went to bed early.
とても疲れ切っていたので、早めに寝ました。

 

不定詞(副詞的用法)の例文

~するために:目的

I have to save money to buy a new laptop.
新しいノートパソコンを買うために、貯金しなきゃ。

 

~して:感情の原因、理由

I'm happy to meet you.
あなたに会えて、嬉しいです。

 

~だから:判断の根拠

I was disappointed to know the team lost.
そのチームが負けたことを知って、がっかりした。

 

~したら:結果

My son grew up to become a singer.
息子は成長して、歌手になった。

 

意味が多い!覚えられない!と思いませんか?
それにネイティブが、これらを全て意識して、使い分けているとは、思えません!

分詞構文と不定詞(副詞的用法)の意味を見ると、どちらにも原因・理由があります。

これはもう、混乱しますよね。

Erina
大丈夫です。それぞれの特徴がわかれば、使い分けることができます。



■2.分詞構文と不定詞(副詞的用法)を簡単に使い分ける方法

シンプルに核のみ、おさえていきましょう!

 

分詞構文:同時進行

分詞構文の形を見ると…「動詞の進行形」です。

動詞の進行形は「今まさに~している最中です。」という意味を持っています。

 

形から見てわかる通り、進行している
すなわち、分詞構文を挟んだ文章は、同時に起こっていることを表します。

 

先ほどの例文では、意味は分けられていましたが
全て同時点で、行われています。

 

その(状態の)まま、~する。」という感覚を持っていれば
大体の文章の意味を、捉えることができます!

 

I was on the bed, reading a book.
「本を読む」と「ベッドにいる」は同じ時:ベッドにいる状態のまま、本を読む。

 

My mother cooks, using many spices.
「母は料理する」と「たくさんのスパイスを使う」は同じ時

 

Arriving at the bus stop, I found the bus I had to get on had already left.
「私がバス停についた」と「乗るべきバスがすでに出発していたことがわかった」のは同じ時

 

Being so exhausted, I went to bed early.
「疲れ切っていた」と「早めに寝た」は同じ時:とても疲れ切っていた状態のまま、私は早めに寝た。

 

不定詞(副詞的用法):目的

不定詞の形は、「to+動詞の原形」です。
toの後ろには、目的地(ゴール)がきます。

I went to the museum.
美術館へ行った。

 

こちらは前置詞toですが、美術館は向かう目的地、ゴールです。

不定詞でも、toの感覚は同じです。

行動に対する目的を、to以下の文章で説明します。

 

~をする(実際の行動)、…のため(目的)」という感覚を持っていれば
大体の文章の意味を、捉えることができます!

 

ただし、目的の訳に当てはまらないときは

結果「~したら…だった。」
理由「~だから」(※その感情[状態]になった理由)

のどちらかで、訳してみると当てはまります!

 

I have to save money to buy a new laptop.
私は貯金しなきゃいけない。(目的)新しいノートパソコンを買うため

I'm happy to meet you.
私は嬉しい。(感情の理由)あなたに会えたから。

I was disappointed to know the team lost.
私はがっかりした。(感情の理由)そのチームが負けたことを知ったから。

My son grew up to become a singer.
息子は成長した。(目的)歌手になるため。→違和感を感じたときは「結果」
息子は成長して、(結果)歌手になった。

 

分詞構文と不定詞(副詞的用法)をイメージで、とらえていきましょう。

分詞構文 ⇒ 同時進行

I was on the bed, reading a book.

不定詞(副詞的用法) ⇒ 目的

I have to save money to buy a new laptop.

 

分詞構文と不定詞(副詞的用法)の原因・理由の使い分け

分詞構文も、不定詞(副詞的用法)の意味の中に、原因・理由があります。

 

分詞構文の原因・理由

①:状態(感情)が理由の時

Being so exhausted, I went to bed early.
とても疲れ切っていたので、私は早めに寝ました。

状態:とても疲れ切っていたから(理由)
行動:早めに寝た

 

Being in a hurry, I picked up a taxi.
急いでいたので、タクシーを拾った。

状態:急いでいたから(理由)
行動:タクシーを拾った

 

②:それ以外の理由

Not knowing what to do, I asked my teacher.
何をすべきかわからなかったので、先生に尋ねた。

Having read the novel, I knew about the story.
(すでに)その小説を読んでいたので、私はどんな話か知ってた。

Never having talked to his boss before, he was nervous. 
彼は今までに、一度も上司と話したことがなかったので、緊張した。

 

さらに詳しく

・分詞構文の否定形は、分詞構文の前に、not, neverを置きます。

・「having+過去分詞形」で主節文章よりも、前のことを表します。

 

不定詞(副詞的用法)の原因・理由

主語がその感情や状態になった理由を表したいとき、に使います。

不定詞(副詞的用法)で原因・理由を表すときは、前に形容詞があります。

I'm happy to meet you.

感情:嬉しい
理由:あなたに会えて

 

I was disappointed to know the team lost.
そのチームが負けたことを知って、がっかりした。

感情:がっかりした
理由:チームが負けたことを知った

 

He must be rich to have cars.
数台の車を持っているから、彼はお金持ちに違いない。

状態:お金持ちに違いない
理由:数台の車を持っている

 

まとめると…

分詞構文 ⇒ いろんな場面がある
不定詞(副詞的用法) ⇒ 形容詞(感情・状態)の理由



■3.分詞構文と不定詞(副詞的用法)を使う時

使いこなすためには!
シチュエーションを想像しながら、多くの例文に触れていきましょう!

分詞構文 ⇒ 同時進行と理由
不定詞(副詞的用法) ⇒ 目的(結果)と感情の理由

という特徴を意識しながら、音読練習すると、感覚がつかめてきます!

 

分詞構文を使った例文

同時進行

I was at the airport, getting into a taxi.
空港にいて、タクシーに乗ろうとしていた。

I’m in the living room, watching movies I recorded.
私はリビングにいて、録画した映画を見ています。

She just ran out of there crying.
彼女は泣きながら、出ていった。

You must be by my side, protecting me.
そばにて、私を守って。

Talking to pretty girls, I’m nervous.
かわいい女の子と話すとき、緊張する。

 

理由

Being a good pianist, she can play many songs.
彼女はすごいピアニストなので、多くの曲を演奏できる。

Not knowing what to do next, I started walking around.
次に何をすればいいか、わからなかったので、周辺を歩き始めた。

Not having slept for 2 days, I couldn't do anything.
2日間寝ていなかったので、何もできなかった。

Not having been to America before, I was impressed with the Statue of Liberty.
アメリカに今まで訪れたことがなかったので、私は自由の女神に感動した。

Not having heard the news, I’m fine.
そのニュースを聞いていなかったので、大丈夫です。

 

不定詞(副詞的用法)を使った例文

目的

Mike took his girlfriend to their favorite restaurant to celebrate her birthday.
マイクは彼女の誕生日を祝うために、お気に入りのレストランに、彼女を連れていった。

I have been studying very hard to pass the exam.
試験に受かるために、一生懸命勉強しています。

You have to allow yourself to be weak in order to grow stronger.
より強く成長するためには、自分自身の弱さを認めなきゃ。

I got up early in order not to be late.
遅刻しないように、早く起きました。

 

in order toを使う時

  • 「目的」の意味を伝えたいときのみ(結果、理由の意味を表すときは、使えない)
  • 否定の意味を入れたいとき「~しないため」は、toの直前に否定語を置く

 

結果

I opened the window to find it snowing.
窓を開けたら、雪が降っていることがわかった。

I went to the restaurant with my friend only to find it closed.
私は友人とレストランへ行ったが、定休日であることがわかった。 ※only to V(原形) …したが、(結局)~する結果に終わった。

 

感情の理由

I was pleased to see my old friends.
古くからの友人たちに会えて、嬉しかった。

She was really sad to hear the news.
彼女はその知らせを聞いて、とても悲しかった。



分詞構文、不定詞(副詞的用法)のまとめ

分詞構文

同時進行と理由

不定詞(副詞的用法)

目的、結果と理由
⇒ 理由に関しては、感情や状態(形容詞)の理由

 

Thanks.

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英語講師|元営業ウーマン|学生時代、英語が大の苦手|大学生の時、オーストラリア留学で価値観変わる|英語苦手な初心者に向けて、わかりやすく、英語の楽しさを発信
TOEIC320点→835点|英検準1級|TESOL
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