英文法 英語

【混乱する方】英語の自動詞と他動詞の違いは?|使い方と見分け方を完全攻略

2022年2月3日

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Erinaです。

・英語の自動詞と他動詞の違いが、わかりません。
・目的語を後ろにおける、、、で?
・理解した方がいいのは、なぜですか?

こういった疑問にお答えます。

 

本記事の内容

  1. 英語の自動詞と他動詞とは?
  2. リーディングで使える!一発で見分ける方法と訳し方
  3. スピーキングで使える!自動詞と他動詞の覚え方
  4. 自動詞か他動詞か迷う動詞3つを一気に攻略

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■1. 英語の自動詞と他動詞とは?

自動詞…後ろに、目的語を置かない。
他動詞…後ろに、目的語を置く。

ここまでは、教科書や文法書で見たことがある内容だと思います。

そもそも、「目的語」がいまいちよく分かってませんが…。
大丈夫です。ここで終わらせません。

目的語とは、動詞や前置詞の後ろに置ける「名詞」です。

目的語 = 名詞(代名詞、名詞句、名詞節)

 

【基本】

動詞が自動詞 SV+(前置詞+名詞) 第1文型
動詞が他動詞 SVO 第3文型

理論も大切ですが、例文に触れて、腑に落としていきましょう!!

 

【自動詞 例文】

I often walk in a park.
私はよく、公園を歩く。

We moved to London.
私たちはロンドンに引っ越した。

動詞の後ろに、名詞(目的語)はありません。

 

【他動詞 例文】

I like dogs.
私は犬が好きです。

He has many books.
彼はたくさんの本を持っています。

動詞の後ろに、名詞(目的語)があります。

 

第1文型、第3文型など、英語の基礎となる文型について不安な方は、こちらで復習できます。

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■2. リーディングで使える!一発で見分ける方法と訳し方

自動詞は、目的語(名詞)を置けません。
ということは、文型は第1文型です。

第1文型の基本は、「Sが、動く。」です。
主語の動きを表現します。

 

他動詞は、目的語(名詞)を置きます。
ということは、文型は第3文型です。

イメージとしては、主語が、動詞の後ろの名詞に力を加えている感じです。

※画像はイメージ

 

自動詞 Sが動いている。Sが存在している。ことを表現
他動詞 SがO(目的語)に力を加えている(Vする)。ことを表現

多くの動詞は、自動詞、他動詞の両方の使い方ができます。

英語学習者の多くは、これに関して、「うわ…、意味をたくさん覚えないと…。」と思ってしまいます。

ですが!この自動詞と他動詞の違いを、はっきり捉えることができれば、暗記の量がグッと減ります!本当です!

 

▶ 自動詞か他動詞か、一発で見分ける方法

後ろに目的語(名詞)がない → 自動詞
後ろに目的語(名詞)がある → 他動詞

紛らわしいのは、自動詞の後ろに「副詞」があるときです。

I went there yesterday.
私は昨日、そこに行きました。

I have to stay home for a week.
私は家に1週間いないといけない。

「go」と「stay」は自動詞です。後ろにある「there」と「home」は名詞ではなく、副詞です。

 

どちらかわからない…!という時は、辞書で品詞を確認しましょう^^
数回の品詞確認と音読をすれば、徐々に覚えることできますので、めげずにいきましょう!

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▶ リーディングで使える訳し方

自動詞 → 主語が、Vしている(主語の動きを表す)。
他動詞 → 主語が、Oに力を加えている(OをVする)。

 

例文を見て、感覚をつかんでいきましょう!

The door opened.
I opened the door.

①は「ドアが、開いた。」
ドアが開いたこと(動いたこと)を表現しています。

②は「私は、ドアを開けた。」
主語が、ドアに力を加えて、開けています。

日本語では、自動詞と他動詞で、動詞が変化します。

・自動詞 → 開
・他動詞 → 開ける

英語は、動詞の後ろに、目的語(名詞)があるかないかです。

動詞自体が変化することはありません!とても簡単です。

 

She runs for an hour every day.
She runs two restaurants.

③は「彼女は毎日1時間、走ります。」
彼女が毎日1時間、走っている(動いていること)を表現しています。

④は「彼女は2つのレストランを経営しています。」
彼女が2つのレストランに力を加えて、走らせている(経営している)ことを表現します。

他動詞は後ろに目的語(名詞)を置けることから
下のテクニックを使って、訳すことができます。

他動詞 ⇒ 「誰に?/何を?」 ⇒ 目的語(名詞)に/を

 

後ろに名詞がある!と判断したら、「誰に?/何を?」と訳しながらツッコミます。
その答えとなるのが、後ろの名詞です。

I ate pizza for lunch.
私は食べた ⇒ 「何を?」 ⇒ ピザを ⇒ 昼食に

I saw my teacher at the station.
私は見た ⇒ 「誰を?」 ⇒ 私の先生を ⇒ 駅で

 

■3. スピーキングで使える!自動詞と他動詞の覚え方と使い方

自動詞と他動詞は、動詞の後ろに目的後があるか、ないかで判断するのは分かりました。

実際にスピーキングで使う時に、どうしたらいいの?

正直言いますと、魔法のような方法はありません。
(期待していた方、ごめんなさい…。)

ですが、効果的な方法はあります。

 

みなさんが知っている単語「listen」を使って英文を作ってみて下さい。

「I listen to…」 と言いませんか?

いちいち、listenは自動詞だから、、、と考えている人は少ないと思います。

なぜなら、今まで何度も「listen to~」という音を聞いたり、声に出したりしているからです!

動詞の意味を覚えるときは、単に「listen=聴く」と覚えるのではなく、
1文だけでいいので、例文と一緒に覚えることが大切です。

I like listening to music.
私は音楽を聴くことが好きです。

日本語で意味を捉えたら、ゆっくりでもいいので、自分の口から音を出して、例文を音読しましょう。

ものすごく効果の出る、練習方法です。

 

▶ 自動詞として使う動詞

go: I want to go to America.(アメリカに行きたい。)

listen: Please listen to me!(私の話を聴いて!)

arrive: I have just arrived at the airport.(ちょうど空港に到着しました。)

look: Let's look at the map.(その地図を見ましょう。)

 

▶ 他動詞として使う動詞

visit: I want to visit America.(アメリカを訪問したい。)

hear: Can you hear me?(私の声聞こえますか?)

reach: I finally reached the top of the mountain.(私はついに、山の頂上に着いた。)

see: I saw him running in the park.(公園で走っている彼を見ました。)



■4. 自動詞か他動詞か迷う動詞3つを一気に攻略

1. lie と lay

● 意味

自動詞 lie 横たわる。ある。~のままである。
他動詞 lay ~を横たえる。~を置く。

● 活用表

現在形 現在形(3単元) 過去形 過去分詞形 進行形
lie lies lay lain lying
lay lays laid laid laying

● 覚え方

ポイントは、どちらか1つを覚えることです。

lieの発音は[lai]なので、「ラaイ」⇒「る(存在している)」「横たわaる」⇒「自動詞」で覚えましょう^^

 

● 例文

Please lie down on your back.
背中を下にして、横たわってください。(仰向けになってください。)

His books lay all over the floor.
床全体に、彼の本があった。

Please lay our baby on the bed.
子供をベッドに寝かせてください。

I laid jam on bread.
私はパンにジャムを置いた。(私はパンにジャムを塗った。)

 

2. rise と raise

● 意味

自動詞 rise 上がる。出る。昇る。
他動詞 raise ~を上げる。~を持ち上げる。~を立てる。

● 活用表

現在形 現在形(3単元) 過去形 過去分詞形 進行形
rise rises rose risen rising
raise raises raised raised raising

● 覚え方

学校の授業で、「Raise your hands!」と聞いたことありませんか?
よく見ると、後ろに名詞(your hands)があります。なので、他動詞です。

音で覚えるのは、非常に効果的です。何十回、何百回とつぶやいて、体で覚えるのもコツです。

 

● 例文

The sun rises in the east.
太陽は東から昇る。

Please raise your hands if you want to ask me questions.
質問がある人は、手を挙げてください。

 

3. arise と arouse

● 意味

自動詞 arise 起る。現れる。立ち上がる。
他動詞 arouse ~を目覚めさせる。~を呼び起こす。

● 活用表

現在形 現在形(3単元) 過去形 過去分詞形 進行形
arise arises arouse arisen arising
arouse arouses aroused aroused arousing

● 覚え方

よく「arise」を見ると、「rise」があります。先ほどの方法で「rise」は自動詞と区別出来たら
「arise」も自動詞と判別して、大丈夫です。

ちなみに、a(上へ)rise(昇る) ⇒ 起る。現れる。と意味を覚えることができます。

 

● 例文

A big problem has just arisen.
大きな問題が、ちょうど発生した。

My baby's cry aroused us from our sleep.
赤ちゃんの泣き声が、私たちを眠りから目覚めさせた。

 

Thanks.

ネイティブが非常によく使う動詞で、文型を感じ取っていきましょう!

構造(形)を理解をしながら、音読すると、英語が身につきます。Never give up!

 

【参考文献】

初心者向けの英文法書

カラー改訂版 世界一わかりやすい英文法の授業

中級者から上級者向けの英文法書

1億人の英文法-すべての日本人に贈る「話すため」の英文法

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Erina

英語講師|元営業ウーマン|学生時代、英語が大の苦手|大学生の時、オーストラリア留学で価値観変わる|英語苦手な初心者に向けて、わかりやすく、英語の楽しさを発信
TOEIC320点→835点|英検準1級|TESOL
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